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知念実希人『魔弾の射手』 [書評]

知念実希人の『魔弾の射手』を読みました。『魔弾の射手』という題名に惹かれたからです。そもそもわたしがまだ中学生のころに父親の本棚に高木彬光の『魔弾の射手』というミステリーがあり、それを読んだことを思い出したからです。

本作は、犯人は、なんとなく、判るようにっています。殺害方法がメインの謎となっていますが、著者が医者らしく、聞き慣れない病名がでてきます。

本作のもう一つの持ち味は、天久鷹央、小鳥遊優(たかなしゆう)、鴻ノ池舞の三人の性格、それぞれの人間関係だが、面白いとは思うものの、いささか類型的に過ぎる気がしますね。


魔弾の射手 :天久鷹生の事件カルテ (新潮文庫nex)

魔弾の射手 :天久鷹生の事件カルテ (新潮文庫nex)

  • 作者: 知念 実希人
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/08/28
  • メディア: 文庫



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