トマス・ハリス『カリ・モーラ』 [書評]
トマス・ハリスの『カリ・モーラ』を読みました。あの『ハンニバル』で有名なトマス・ハリスが新たな猟奇殺人犯を創りだしたか思って読みましたが、違います。
たしかにおぞましいことを考える臓器密売人がでてくる。ただし、主人公は、幼い頃に、テロ組織に誘拐され、そこでいろいろな技を仕込まれたコロンビア人の女性、カリ・モーラ。当然ながら最後はの臓器密売人との対決となるのだが、意外にもあっさり片がついてしまう。
特に印象に残ったのは、カリ・モーラのトラウマにもなっている、敵の捕虜を拘束するため結束バンド。錆びつくこともなく、ジャングルに放置された人骨よりも、白く輝いて腐らない結束バンドである。
これが妙に真に迫っている点だ。また、最後のほうでは、カリがこの結束バンドの拘束から逃れるシーンまである。自分で試して見たいとは思わないけれど…。
たしかにおぞましいことを考える臓器密売人がでてくる。ただし、主人公は、幼い頃に、テロ組織に誘拐され、そこでいろいろな技を仕込まれたコロンビア人の女性、カリ・モーラ。当然ながら最後はの臓器密売人との対決となるのだが、意外にもあっさり片がついてしまう。
特に印象に残ったのは、カリ・モーラのトラウマにもなっている、敵の捕虜を拘束するため結束バンド。錆びつくこともなく、ジャングルに放置された人骨よりも、白く輝いて腐らない結束バンドである。
これが妙に真に迫っている点だ。また、最後のほうでは、カリがこの結束バンドの拘束から逃れるシーンまである。自分で試して見たいとは思わないけれど…。
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