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上田秀人の『舌戦 百万石の留守居役(十三)』 [書評]

上田秀人の『舌戦 百万石の留守居役(十三)』を読みました。

将軍綱吉の命により、江戸まで出向いた本多政長。ただ、綱吉との謁見の前に、評定所にて、江戸の加賀藩邸が無頼の徒に襲撃されたことを弁明しなければならなかった。相手は、本多の仇敵、老中大久保加賀守。如何にこの危難を乗り切るのか。そして綱吉の話は??

本作は、琴さんも佐奈さんもほとんど出てこない。数馬も活躍の場面は少ないので残念。むしろ本多政長が主人公といった趣である。次回作に向けて、政長の嫡男、政敏が登場してくる。前田家の家中に政長を邪魔に思う一派がいて、まだ部屋住みの政敏を担ごうとする動きが出る。ところがこの政敏、実は意外にもキレ者ではないかと思うのですが…


舌戦 百万石の留守居役(十三) (講談社文庫)

舌戦 百万石の留守居役(十三) (講談社文庫)

  • 作者: 上田 秀人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: 文庫



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