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今村翔吾の『狐花火 羽州ぼろ鳶組』 [書評]

今村翔吾の『狐花火 羽州ぼろ鳶組』を読みました。いよいよ、ぼろ鳶組の話しも第7巻です。

明和の大火の下手人、秀助は、愛おしい娘を失ったことから、復讐のために江戸を焼いた。新庄藩火消頭松永源吾らの活躍にうよって捕えられ、火刑となったはずだ。ところが、その秀助の手口を真似たと思しき火付けが再び起きる! 秀助は生きているのか? その狙いは? 
そのころ、同時に、番付狩りと呼ばれる、江戸の火消し番付けの上位にいる者ばかりをねらった暴漢も表れていた。

いつもは、手柄争いもあり、いがみ合っている火消したちが、猛火に挑むために協力して立ち上がる。その姿に感動します。生きているかと思われた秀助だったが、その真相は・・・。
そして、本作では、火付けを裏で操り、反田沼意次を画策する一ツ橋がその姿を始めて表す。
ただ、物語としては、肝心の火付けとの対決は次回へ持ち越しか?
少し中途半端な終わり方ですね。


双風神 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

双風神 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

  • 作者: 今村翔吾
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2019/07/12
  • メディア: 文庫



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