SSブログ

今村翔悟の『玉麒麟 ぼろ鳶組』 [書評]

今村翔悟の『玉麒麟 ぼろ鳶組』を読みました。

今回は、こともあろうに鳥越新之助が、豪商・橘屋一家惨殺及び火付けの下手人として手配されてしまう。腕に覚えのある新之助は、一家の娘を人質に逃走を続ける。一方、幕府の命で動きを封じられたぼろ鳶組頭取松永源吾を助けるため、本所の銕こと、長谷川平蔵が真相を求めて捜査に当たる・・・。

新之助の人柄を知る、江戸の火消したちは、新之助の無実を信じて助けてくれる。これに感激ですね。

ちなみに、玉麒麟とは、新之助の愛読書「水滸伝」に出てくる梁山泊の副将、盧俊義。その盧俊義の渾名が玉麒麟。ぼろ鳶組を束ねる松永源吾を支える頭取並、新之助を表している。

ただ今回も、盗賊たちが何を狙って、橘屋に押し込みを働いたのか、という点は結局謎のままです。



玉麒麟 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

玉麒麟 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

  • 作者: 今村翔吾
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2019/03/13
  • メディア: 文庫



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。